Bluetooth Special Interest Group(以下、Bluetooth SIG)は2020年4月15日、2024年にBluetooth搭載機器の年間出荷台数が62億台に達するなどとする市場見込みを発表した。
Bluetooth Special Interest Group(以下、Bluetooth SIG)は2020年4月15日、2024年にBluetooth搭載機器の年間出荷台数が62億台に達するなどとする市場見込みを発表した。
同4月15日に、日本のメディア向けにBluetoothの普及見通しについて説明を行ったBluetooth SIG マーケットデベロップメント シニアディレクターのChuck Sabin氏は「Bluetooth搭載機器の出荷数は年々、順調に伸びている。加えて、出荷されるBluetooth搭載機器の内訳を見ても、2015年当時は携帯端末が3分の2を占めていたが次第に、携帯端末以外の比率が高まり、2024年には3分の2が非携帯端末が占める見通し。これは、Bluetoothがさまざまな機器へと採用が広がっていることを示す」とした。
こうしたBluetoothの普及拡大は、「オーディオストリーミング」「データ転送」「位置情報サービス」「デバイスネットワーク」という4つの用途それぞれで2024年まで続く見通し。
Bluetoothの主力用途であるオーディオストリーミング用途では、Bluetoothを搭載したスピーカー、イヤフォンといったオーディオ機器の出荷数が2019年から2024年にかけて、年平均7%成長すると予想。Sabin氏は「このところ急速にBluetooth搭載オーディオ機器の需要が増えており、2019年時点の予想を情報修正した。2024年のBluetooth搭載オーディオ機器年間出荷台数は15億4000万台に達するだろう」とした。
さらにSabin氏は「予想には含めていないが、現在仕様を策定している次世代Bluetoothオーディオ“LEオーディオ”により、新たな市場機会が生まれると期待している」と話し、LEオーディオが、最新コーデックを採用し、1対複数のブロードキャストオーディオ配信機能や、補聴器により適した機能/性能を備える予定であることを明かした。
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