Teledyne e2vは、出力帯域が26GHzのデュアルチャネルD-AコンバーターIC「EV12DD700」について、βサンプル品の出荷を始めた。2021年春にはEV12DD700をベースとした評価用ボードも用意する。
Teledyne e2vは2020年11月、出力帯域が26GHzのデュアルチャネルD-AコンバーターIC「EV12DD700」について、βサンプル品の出荷を始めた。2021年春にはEV12DD700をベースとした評価用ボードも用意する。
EV12DD700は、Kaバンド周波数(26GHz以上)での動作をサポートする初めてのD-AコンバーターICだという。分解能は12ビット(または8ビット)で、サンプルレートは最大12Gサンプル/秒を実現した。
内蔵した32ビット数値制御発振器(NCO)によるダイレクトデジタルシンセシス(DDS)やデジタル・アップ・コンバージョン(DUC)などの機能も搭載した。動作温度範囲は−55〜125℃。パッケージは外形寸法が20×20mmのHi-TCEで供給する。
EV12DD700を用いることで、高速周波数ホッピング(FFH)やビームフォーミングなど、最新のデジタル機能を備えたRFシステムの設計工程において、エンジニアの開発負荷を軽減することが可能になるという。新製品は、レーダー装置や衛星通信システム、地上波ネットワークシステムなどの用途に提案していく。
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