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ルネサス、低位相雑音の周波数シンセサイザー発売75フェムト秒クラスのジッタ性能

ルネサス エレクトロニクスは、低位相雑音の周波数シンセサイザー「FemtoClock2」ファミリーとして、ジッタ減衰/クロックジェネレーター「RC32504A」とクロックジェネレーター「RC22504A」を発売、量産を始めた。

» 2021年04月28日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

FemtoClock2ファミリとして2製品の量産を開始

 ルネサス エレクトロニクスは2021年4月、低位相雑音の周波数シンセサイザー「FemtoClock2」ファミリーとして、ジッタ減衰/クロックジェネレーター「RC32504A」とクロックジェネレーター「RC22504A」を発売、量産を始めた。データセンターやサーバ、ネットワークインフラ機器などの用途に向ける。

 新製品は、ジッタ性能が75フェムト秒クラスと極めて低く、高速インターコネクト設計において、容易にPAM4インタフェースのタイミング要件を満たすことができるという。パッケージは外形寸法が4×4mmの24端子または28端子QFNを採用。その大きさは同等クラスの製品と比較して約3分の1である。このため、クロック信号を必要とするデバイスの近くに実装することができ、クロストークの抑制などが可能となった。

 消費電力は約600mWで、電源ノイズ除去性能は−80dBを超え、出力−出力間のアイソレーションは−80dBcである。同期イーサネット/OTN(Optical Transport Network)に関するITU-T勧告「G.8262」と「G.8262.1」にも準拠している。

FemtoClock2ファミリの外観

 新製品はルネサス製のシングル出力オシレーターや、タイミングソリューション「ClockMatrix」と組み合わせれば、高性能サーバやネットワークインフラ機器などに求められる、厳しいタイミング要求にも対応することができるという。

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