フジクラは、色素増感太陽電池(DSSC)を用いた「電源評価キット」を、ベルギーのe-peasや日本ガイシと共同で開発、サンプル出荷を始めた。
フジクラは2021年8月、光発電素子の「色素増感太陽電池(DSSC)」を用いた「電源評価キット」を、ベルギーのe-peasや日本ガイシと共同で開発、サンプル出荷を始めた。
電源評価キットは、フジクラ製のDSSCと、ベルギーe-peas製の電圧変換IC、日本ガイシ製の蓄電素子などを組み合わせた製品。外形寸法は44×85mmで厚みは4.5mmとコンパクトな設計となっている。出力電圧はDC 3V、蓄電容量は100mWh(27mAh)、最大動作点電力は165μW(白色LED 200lx)である。
近年は、電池で駆動するIoT機器の導入が本格化している。ただ、従来型の電池では定期的に電池を交換するなど、メンテナンスが必要となっていた。微小な光エネルギーを電気に変換できるDSSCと蓄電用の素子などを用いることで、メンテナンスフリーの電源システムを実現できる。これによって、現場でのデータ収集や送信を途切れなく行うことが可能となる。
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