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フジクラ、ミリ波利用の5G基地局向けPAAMを開発2022年3月末までにサンプル供給

フジクラは、ミリ波帯利用の5G(第5世代移動通信)基地局に向けた、28GHzフェーズドアレイ・アンテナモジュール(PAAM)「FutureAccess」を開発した。2022年3月末までにワーキングサンプル品の出荷を始める。

» 2021年08月06日 13時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

アンテナアレイやビームフォーミングIC、周波数変換ICなどを統合

 フジクラは2021年8月、ミリ波帯利用の5G(第5世代移動通信)基地局に向けた、28GHzフェーズドアレイ・アンテナモジュール(PAAM)「FutureAccess」を開発したと発表した。2022年3月末までにワーキングサンプル品の出荷を始める。

FutureAccessの外観

 開発したFutureAccessは、8×8素子のアンテナアレイやビームフォーミングIC、周波数変換ICおよび、フィルターなどを統合したモジュールである。24〜30GHzの広い周波数帯域で動作し、3GPPが規定する「n257(28GHz帯)」や「n258(26GHz帯)」「n261(27GHz帯)」に対応する。

 アンテナ素子は水平および垂直の両偏波を送受信することができる。このため、基地局の小型化やコストの低減を可能にした。アンテナ素子はタイリングによって最大1024素子まで拡張できるという。

 移相器は独自の「True-time-delay」方式を採用している。これにより広い周波数範囲で位相と振幅を、独立して制御することが可能になった。水平と垂直の両方向で±60°のビームステアリングが可能で、しかも1万を超える方向に極めて速く制御することができる。移相器の校正も不要だという。

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