アウトバーン利用者としては、ちょっと緊張します。
この記事は、2023年1月10日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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読者の皆さま、明けましておめでとうございます。このコラムが、本メルマガの2023年第1回目となります。本年も本メルマガ、そしてEE Times Japan、EDN Japan、MONOistをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、皆さまは年末年始をどう過ごされましたか?ドイツ・バイエルン州の田舎町で暮らす筆者は、日本食料品の買い出しに150kmほど離れたミュンヘンに行ったり、郊外にある子どもの屋内遊戯施設に行ったり、少し遠方の友人に会いに行ったり…と、あわただしい日々を過ごしていました。
なお、筆者の住む町ほどの田舎では何をするにも車が必要で、特に少し遠方となると、まず間違いなくドイツの高速道路「アウトバーン」を利用することになります。今回の年末も、何度もアウトバーンを行き来していました。
ご存じの方も多いかと思いますが、アウトバーンとは全長約1万3000kmに及びドイツ全域に張り巡らされた無料の高速道路であり、世界唯一の速度無制限区間(全体の6割ほど)があることで知られています。この無制限区間は、筆者がたとえ時速150kmほどで走行していても、後続車が次々と風のように追い越していくような環境で、運転好きの人にとってはたまらないようですが、そうでもない私にはただのストレスです。渡独から2年経ち、流石に慣れてきましたが、はじめのころは、毎度びくびくしながら運転していました(なお、速度制限ありの区間を上限速度で走っていても何故かどんどん追い抜かれます)
2023年は、そんなドイツのアウトバーンに大きな変化があります。同年1月1日から、自動運転レベル3の車両が時速130kmで走行可能となったのです。
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