TSMCのドイツ工場建設が正式に発表されましたが、GFの幹部がドイツ政府による巨額の補助金について、公平性/妥当性を欠くものだと批判しています。
この記事は、2023年9月4日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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2023年8月、かねてよりうわさされていたTSMCのドイツ工場建設計画がついに公式発表されました。ドレスデンに総額100億ユーロ超で建設予定のこの工場には、ドイツ政府が50億ユーロもの支援をする予定であることが現地メディアなどで報じられています。ドイツ政府は2027年までに、自国への半導体工場建設などに対して200億ユーロの補助金を支給する予定で、支援を見込む半導体メーカー各社の巨額の工場投資がこれまでも発表されてきました。ただ、TSMCの競合であり、同じドレスデンに工場をもつGlobalFoundries(以下、GF)は、「最大のトラにステロイドを与えるようなものだ」と、今回のTSMCへの支援について批判しています。
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