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Samsungが「業界初」24GビットGDDR7 DRAMを開発、次世代AI向け最大42.5Gbpsの高速転送も

Samsung Electronicsが「業界初」(同社)となる24GビットのGDDR7 DRAMを開発した。2024年中に主要GPU顧客の次世代AIコンピューティングシステムでの検証が開始され、2025年初めには生産開始する予定だという。

» 2024年10月18日 09時30分 公開
[永山準EE Times Japan]

 Samsung Electronicsは2024年10月17日(韓国時間)、「業界初」(同社)となる24GビットのGDDR7 DRAMを開発したと発表した。2024年中に主要GPU顧客の次世代AI(人工知能)コンピューティングシステムでの検証が開始され、2025年初めには生産開始する予定だという。

Samsung Electronicsが開発した24GビットGDDR7 DRAM 出所:Samsung Electronics Samsung Electronicsが開発した24GビットGDDR7 DRAM[クリックで拡大] 出所:Samsung Electronics

 同社が開発した24GビットGDDR7 DRAMは、第5世代10nmクラスプロセスを採用したもので、「従来品と同じパッケージサイズを維持しながら、セル密度を50%向上させた」という。また、信号方式にはPAM3を採用していて、グラフィックスDRAMとして「業界最速」(同社)の40Gビット/秒(bps)の高速転送を実現。使用環境によっては最大42.5Gbpsも可能としている。

 また、クロック制御管理やデュアルVDD設計など、従来モバイル製品で採用していた技術をグラフィックスDRAMに初めて適用していて、不要な消費電力を大幅に削減し電力効率を30%以上高めた。また、高速動作時の動作安定性を高めるため、パワーゲーティング設計技術を用い、リーク電流を最小限に抑えているという。

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