SEMIによれば、2025年第1四半期(1〜3月)の世界シリコンウエハー出荷面積は28億9600万平方インチとなり、前四半期に比べて9.0%減少した。前年同期比では2.2%増となった。
SEMIは2025年4月29日(米国時間)、2025年第1四半期(1〜3月)の世界シリコンウエハー出荷面積は28億9600万平方インチとなり、2024年第4四半期(10〜12月)に比べて9.0%減少したと発表した。前年同期(2024年第1四半期)の28億3400万平方インチに対しては2.2%増となる。SEMIは、季節要因およびサプライチェーン全体における在庫の累積が影響したと分析する。
SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)の会長で、GlobalWafersの副社長兼主席監査人を務めるリー・チャンウェイ(李崇偉)氏によれば、2025年第1四半期のシリコンウエハー出荷量は、300mmについては前年同期比で6%増加したものの、200mm以下については減少したという。同氏はリリースで「レガシーデバイスの需要低迷は継続していて、在庫調整も出荷の減速に影響している」と説明した。
SEMIは、SMGによるシリコンウエハー業界の分析結果に基づき、四半期ごとの出荷面積を公表している。このデータは、ウエハーメーカーがエンドユーザーに出荷したバージンテストウエハー、エピタキシャルウエハーを含むポリッシュドウエハーおよびノンポリッシュドウエハーの面積を集計したものになっている。
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