米国半導体工業会によると、2025年1月の世界半導体売上高は前年同月比17.9%増の565億米ドルとなり、1月の売上高としては過去最高だという。
米国半導体工業会(SIA:Semiconductor Industry Association)は2025年3月7日(米国時間)、2025年1月の世界半導体売上高が前年同月比17.9%増の565億米ドルになったと発表した。1月の売上高としては過去最高だという。
2025年1月の世界半導体売上高は、前月比では1.7%減のマイナス成長となった。SIAの社長兼CEOであるJohn Neuffer氏は、「世界半導体売上高は2024年に過去最高を記録したのに続き、2025年1月も勢いを維持。前月比ではわずかに減少したものの、1月としては過去最高を記録した。前年同月比では9カ月連続で17%以上の成長を続けている。この原動力となっているのが、米州で前年同月比50.7%の大幅増となったことだ」と説明している。
2025年1月の世界半導体市場を地域別でみると米州が前年同月比50.7%増、アジア太平洋/その他が同9.0%増、中国が同6.5%増、日本が同5.7%増と成長したが、欧州は同6.4%減となった。前月比ではアジア太平洋/その他が1.6%増となった一方で、米州が3.5%減、日本が3.1%減、中国が2.0%減、欧州が1.3%減といずれも減少した。
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