ロームがインドの新興半導体メーカーと製造で協業する。ロームはパワーデバイスおよびIC製品について後工程の委託を検討。2026年の量産出荷に向けた技術評価を進めているという。
ロームがインドの新興半導体メーカーと半導体製造で協業する。インドの新興半導体メーカーSuchi Semiconが2026年3月1日(インド時間)、ロームとインドにおける戦略的半導体製造パートナーシップを締結したと発表した。ロームはパワーデバイスおよびIC製品について後工程の委託を検討。2026年の量産出荷に向けた技術評価を進めているという。
Suchi Semiconは、自動車、産業、エネルギー分野を主なターゲットに後工程製造能力の構築を進めているインドの新興企業。今回の提携は、インド国内およびグローバル市場のニーズに対応しながら、同国における半導体製造能力の強化を図るという両社共通の方針を反映したものだという。
両社は発表の中で「ロームのデバイス技術力と世界的な半導体分野でのリーダーシップ、Suchi Semiconの製造能力およびオペレーション実行力を組み合わせることで、進化する業界ニーズに対応した信頼性と拡張性の高い製造体制の構築を目指す」としている。協業を通じ、今後数年間に見込まれる市場拡大に対応したインドでの製造体制を段階的に整備する。また、現地製造パッケージの種類拡大に向けたロードマップを共有し、協業範囲を拡大する方針だ。
協業は製造にとどまらず、インド市場向けの現地製造半導体に対する需要に向け、新たな事業開発機会を共同で追求していく。また、Suchi Semiconの強みである現地マーケティング力を活用し、認知度向上および顧客エンゲージメント強化に向けた共同マーケティング活動も進めるという。両社は「今後も協力の可能性を広く模索し、インド半導体産業の持続的成長を支える包括的かつ長期的なアライアンスへと発展させていく方針だ」としている。
ロームは2025年12月にも、インドのTata Electronics(タタ・エレクトロニクス)とのパワー半導体製造に関する協業を発表している。こちらも将来的には、高付加価値パッケージの開発や、生産した製品のマーケティング活動なども共同で行う計画であり、相次ぐ提携によって、インドにおける製造基盤の確立と事業拡大を加速させる構えだ。
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ローム、パワー半導体製造でインドのタタと協業Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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