Connectivity Standards Alliance(CSA)は、スマートホーム標準規格「Matter」の最新状況などを紹介するイベント「Matter in Motion」においてメディア向け説明会を開催。その中で最新のスマートキー共通規格「Aliro 1.0」について紹介した。
Connectivity Standards Alliance(CSA)は2026年3月18日、同団体が策定するスマートホーム標準規格「Matter」の最新状況などを紹介するイベント「Matter in Motion」において、メディア向け説明会を開催した。説明会の中では、同年2月に公開されたスマートキーのグローバル共通規格「Aliro 1.0」についても紹介された。
Aliroは「シンプル」「柔軟性」「セキュリティ」「相互運用性」の4つを原則とするスマートキー規格で、「Appleウォレット」「Googleウォレット」といったスマートフォンのウォレットアプリを活用することで、スマホをかざしてのタッチ解錠や、近づくことでのハンズフリー解錠を実現する。異なるOS同士でもデジタルキーを共有できるほか、オフィスやホテルなど家以外の施設の鍵にも適用できるため、さまざまな鍵をスマホに集約できるという。
タッチ解錠には近距離無線通信(NFC)の技術を、ハンズフリー解錠にはBLE(Bluetooth Low Energy)と超広帯域無線(UWB)の技術を活用する。UWBはAppleの紛失防止トラッカー「AirTag」でも採用されている技術で、距離や方向を高精度に測定できるため、家の中でスマホを持って玄関に近づいても反応せず、家の外から近づいたときのみ解錠するよう設定できる。
セキュリティ面では政府、金融機関グレードの暗号化技術を用いる。日常利用においてはクラウドやインターネットに依存しないため、スマホがオフラインでも使用可能だ。時限キーの設定や、オフィスの中でもエントランスとミーティングルームだけ入室できるようにするなど、付与する権限の設定も可能。スマホを紛失した場合は、システムから該当端末を無効化することで、安全性を担保できるという。
CSA日本支部の代表を務める新貝文将氏は「MatterとAliroはスマートホームを統合管理する規格で、Aliroはスマホのウォレットを使ったデジタルキーの規格。それぞれ住み分けができていて、競合するものではなく、補完しあう関係だ」とした。
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