Gartnerによると、2026年の世界半導体売上高は1兆3000億米ドルを超える見込みだ。特にメモリの売上高は価格高騰の影響で前年比約3倍に増加するという。メモリ価格が下がるのは2027年後半以降になるとみられる。
米国の市場調査会社Gartnerは2026年4月8日、2026年の世界半導体市場の予測を発表した。それによると、2026年の世界半導体売上高は、前年比で64%成長し、1兆3000億米ドルを超える見込みだ。この成長率は過去20年間で最大だという。
GartnerのシリアプリンシパルアナリストであるRajeev Rajput氏は「AI処理やデータセンターのネットワーク/電力に対する旺盛な需要、そしてメモリ価格の急騰を背景に、半導体業界は2026年、3年連続での2桁成長を達成するとみられる」と説明する。
メモリの売上高は前年比約3倍に増加すると予測される。メモリの年間価格はDRAMが前年比125%、NANDフラッシュメモリが同234%上昇する見込みで、価格が大幅に下がるのは2027年後半になるとみられる。Gartnerのアナリストは「メモリ価格急騰は深刻だが、永続的なものではない」としている。
AI向け半導体は、2026年の半導体総売上高の約30%を占め、業界全体の成長の原動力となる見込みだ。ハイパースケーラーによる投資は依然として堅調で、2026年には前年比50%以上増加するとみられる。これによってGPUやカスタムチップなどのAIアクセラレーターの需要が押し上げられることになる。
一方で、非AI分野の需要は、メモリ価格高騰によって減退するか、2028年まで先送りされることになりそうだ。Rajput氏は「技術サプライヤーは2026年前半の価格上昇と、それ以降の緩やかに持続する価格上昇に備える必要がある。最高情報責任者(CIO)やITリーダーは、2027年以降まで不利な価格条件が続く供給契約には慎重になるべきだ」とした。
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