デンソー、ロームへの買収提案「取り下げを含め検討中」:ロームも「賛同の意向表明していないのは事実」
デンソーは2026年4月27日、ロームに対する買収提案に関して「取り下げを含めて検討している」と発表した。
デンソーは2026年4月27日、ロームに対する買収提案に関して「取り下げを含めて検討している」と発表した。
日本経済新聞が2026年4月25日、ローム側の賛同を得られなかったことからデンソーが買収提案を撤回する、と報じ、一部報道もこれに続いていた。今回のデンソーの発表はこれらを受けたものだ。デンソーは、ロームに対して行った株式取得に関する提案について「ローム側の賛同が得られていないことは事実だ。当社は当該提案を取り下げることを含め検討しているが、現時点で決定した事実はない」とコメント。今後開示すべき事実を決定した場合には速やかに発表するとしている。
ロームも同日、「当社が現時点で賛同の意向を表明していないのは事実だが、デンソーにて対応を検討されている段階だ」とのコメントを発表した。
ロームが第5世代SiC MOSFET、高温時のオン抵抗30%低減
ロームが同社にとって第5世代「SiC MOSFET」を開発した。第4世代品に比べ高温動作時のオン抵抗を約30%低減した。電動車(xEV)用トラクションインバーターやAIサーバ用電源などの用途に向ける。
ローム・東芝・三菱電機のパワー半導体はどうなるか
2026年3月は日本国内のパワー半導体業界を揺るがす報道が続いた。今回は、国内パワー半導体の再編の動きの現状、や背景、今後の見通しを整理してみる。
三菱電機、ローム・東芝との統合は「非常にポジティブ」
三菱電機は2026年4月15日、パワーデバイス製作所福岡地区(福岡市)に新工場棟「パワーデバイスA棟(PA棟)」を建設し、竣工式を行った。現地では同社半導体・パワーデバイス事業本部長の竹見政義氏が、ローム、東芝とのパワー半導体事業統合についても語った。
EVに吹く逆風 デンソーの焦りとロームが求める勝機とは
日本のパワー半導体業界では、デンソーによるローム買収提案や、ローム/東芝/三菱電機の3社連合など、再編にまつわる話題が相次いだ。今回は、電気自動車(EV)市場に関する各半導体メーカーの見解を振り返りながら、パワー半導体の新たな成長市場についても考察する。
「世界2位」は実現するか、ローム、東芝、三菱電機とデンソーの選択は
ロームと東芝、三菱電機がパワー半導体事業の統合に向けた協議を開始。3社のパワー半導体の世界シェアを単純合算すれば世界2位の規模になります。一方、買収提案をしているデンソーからは新たな発言も。業界再編の行方は……。
デンソー、ロームに対する株式取得提案を正式表明
デンソーは2026年3月24日、ロームに株式取得に関する提案を行っている、と正式に発表した。デンソーは「産業機器、民生機器の領域で強みを有するロームと連携し、用途や市場の異なる領域で培われた技術や知見を相互に生かすことによってこそ、半導体事業における幅広い領域での貢献が可能となると考えている」と述べている。
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