GlobalFoundries(GF)は、シノプシスのARCプロセッサIPソリューション事業の買収を完了した。ARCはGF傘下のMIPSと事業統合し、フィジカルAIに向け包括的なソリューションを提供していく。
GlobalFoundries(GF)は2026年6月、シノプシスのARCプロセッサIP(Intellectual Property)ソリューション事業について、買収が完了したと発表した。ARCはGF傘下のMIPSと事業統合し、フィジカルAIに向け包括的なソリューションを提供していく。
GFは2025年にMIPSを買収し、2026年1月にはシノプシスのARCプロセッサIPソリューション事業についても買収を進めていると発表していた。今回の買収完了によりGFは、「MIPS」と「ARC」という主要なプロセッサアーキテクチャを手にすることになる。
今回の買収によりGFは、自動車や産業用ロボット、組み込みコンピューティングといった用途向けに、フィジカルAI製品群としてRISC-VプロセッサIPや関連するソフトウェア、カスタムシリコンなどを含む包括的なソリューションを提供することが可能となる。
買収したARC製品群には、アプリケーション固有命令セット(ASIP)プロセッサ開発ツールの「ASIP Designer」と「ASIP Programmer」が含まれる。これにより顧客は、ワークロードに最適化されたカスタムプロセッサの設計やプログラミングを行うことができる。
さらに、GFは設計支援からカスタムシリコンサービス、ソフトウェアツールおよび、グローバルな製造拠点までワンストップで提供できる体制を整えている。これにより顧客は、市場投入までの期間を短縮することができるという。
MIPSのCEOを務めるSameer Wasson氏は「フィジカルAIはコンピューティング、ソフトウェア、プロセステクノロジーについて、より緊密な統合を推進している。顧客はこの3つの全てにおいて包括的なサポートを提供できるパートナーを必要としている。MIPSとARCが統合されたことで、私たちは総合的なテクノロジーパートナーとして、設計サイクル全体を通して関与できるようになった」とコメントしている。
GFに買収されたMIPSはフィジカルAIで攻める
半導体工場でのAI活用をグローバル展開 GFが示す道筋
ルネサスがGFと協業、米国での半導体製造を加速
GF、SynopsysのARC IP事業を買収へ MIPSとARCが同一傘下に
今度はGFと650V品で協業、GaNパワー半導体でonsemiが攻勢
GlobalFoundries、TSMCのGaN技術ライセンスを取得Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング