宇部マクセルは、車載用リチウムイオン電池に向けたセパレーターの生産設備を増強する。2026年度中にも堺事業所(大阪府堺市)内で第1期工事を始める。2029年度には第2期工事も着工する予定。これにより、同社のセパレーター原膜製造能力は、現在の約1.5倍となる。
UBEとマクセルの合弁会社である宇部マクセルは2026年6月、車載用リチウムイオン電池に向けたセパレーターの生産設備を増強すると発表した。2026年度中にも堺事業所(大阪府堺市)内で第1期工事を始める。2029年度には第2期工事も着工する予定。これにより、同社のセパレーター原膜製造能力は、現在の約1.5倍となる。
セパレーターはリチウムイオン電池の基幹部材である。電気自動車(EV)市場は一部で調整局面にあるが、ハイブリッド車を中心に車載需要は堅調に推移する。また、AIデータセンターなどでは電力貯蔵システム(ESS)向けリチウムイオン電池の需要が拡大している。このためセパレーター市場は、今後も車載と非車載の両分野で成長が見込まれている。
宇部マクセルが供給する乾式製法のセパレーターは、その機能性と安全性から多くの車載用リチウムイオン電池に採用されているという。堺事業所では既に、2026年秋の完工に向けセパレーター原膜製造設備を建設中である。今回発表した新規設備建設計画は、これに続くものとなる。
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