フィジカルAIを活用したロボットには、センサーやマイコン、電源、モーター制御など、多様な機能が必要になる。しかし、ロボットを開発する企業にとって、どの製品をどのように組み合わせればよいのかを判断することは容易ではない。また、ロボットの性能向上に向けては演算性能だけを高めればよいわけではない。演算能力を高めるほど発熱や消費電力が増えるので、ロボットの大きさや重量、電池の容量なども考慮する必要がある。センシングや演算、電源、モーター制御の性能をシステム全体で調整することが重要だ。
STは幅広い製品ポートフォリオを生かし、半導体を単体で提案するのではなく、アプリケーション全体を見ながら組み合わせて提案できることを強みとする。また、STでは製品ごとの開発部門に加えて、ロボットをアプリケーションの視点から横断的に担当する組織を設けている。既存製品を組み合わせたリファレンスデザインを開発するほか、顧客から得た要望を、今後開発する半導体製品の仕様にも反映していく。
STによると、ヒューマノイドを含むロボット向けモジュールを開発したいという相談は少しずつ増えているという。今後も実際に動作するリファレンスデザインを拡充し、フィジカルAIをどのように機器へ実装できるのかを具体的に示していく方針だ。
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