Immersionが新たに開発した触覚フィードバック技術を使えば、モバイル機器のコンテンツに応じたさまざまな感触を利用者に伝えられる。触覚は人の感覚のうちで極めて重要であるにもかかわらず、モバイル機器にほとんど活用されてこなかった。
センサーが収集するデータをリアルタイムに解析し、価値のある情報を自動的に抽出する。そんな機能を備えた「スマートシステム」が新たな世代を築きつつある。その新世代では、データが通貨の役割を担う。データセンターの解析エンジンと組み込みコンピュータを連携させ、新たな金脈を掘り起す取り組みが始まった。
ET2011の招待講演に、Intelの組み込み事業のトップを務めるTon Steenman氏が登壇。インターネットに接続される機器が扱う膨大なデータが持つ可能性を説くとともに、次世代自動販売機やアミューズメント機器のコンセプトモデルを用いて、組み込み機器の進化の方向性を示すデモンストレーションを行った。
ReZoltが発表した組み込み無線向け「Em-Fiプラットフォーム」と、データの統合管理システム「ReZoltNet」を使えば、M2Mネットワークやワイヤレスセンサーネットワークを、短期間かつ低コストで構築できるという。
モバイル機器や工業/産業機器といった幅広い用途で状態をセンシングするのに広く使われているのがジャイロ(角速度)センサーです。水晶材料を使ったジャイロセンサーの仕組みや特徴、ジャイロセンサーを採用するときに気を配るべきポイントを解説しましょう。
センシング技術が新たな分野に広がっていることを受け、センサーを手掛ける半導体ベンダーは、「電子部品のプラットフォーム化」という新たな戦略を打ち出している。
ここ数年、水晶材料をさまざまな分野のセンシングに生かそうという製品開発が進んでいる。センシング分野を対象にした水晶デバイスは、水晶材料の物性の良さを、さまざな物理量の測定に応用したものだ。
MEMS技術を使った慣性センサーがなぜ性能面で当初の期待に応えられなかったのか、性能を伸ばすための手法を新たに提案できなかったのかを今こそ検証すべきである。
位置情報に基づくアプリケーションや、人の複雑な動きを使ったゲーム、屋内や複数階での歩行者の行動推測といった高度なアプリケーションを実現するには、センサーの性能をいままで以上に引き出すことが求められそうだ。
STMicroelectronics社でMEMS(Micro Electromechanical Systems)事業の責任者を務めているBenedetto Vigna氏は、本誌のインタビューに答え、今後の事業計画や新製品の開発計画について語った。
現在、位置座標を測位するのに広く使われているGPS(Global Positioning System)には、2つの弱点がある。最近になって、GPS測位の2つの弱点を補う新技術が現れてきた。
STマイクロエレクトロニクスは、GPSやGalileo(ガリレオ)、GLONASS(グロナス)といった複数の測位衛星システムに対応した測位用SoC「Teseo II」を発表した。
屋内の測位システムである「IMES(Indoor MEssaging System)」の普及促進を目的とした業界団体「IMESコンソーシアム」が設立された。
古野電気は、新開発の車載用GPSチップ「eRideOPUS 5」を採用したGPSモジュールを複数開発し、自動車技術に関する総合展示会「人とくるまのテクノロジー展(2011年5月18〜20日)」に出品した。
3軸検出によって取り付け位置の機械的な設計自由度を高められることや、競合他社品に比べて高い検出精度が得られることが特長だという。
愛知製鋼は、微弱な交流磁界を検出する磁気センサーを製品化し、自動車に関する総合展示会「人とくるまのテクノロジー展(2011年5月18日〜20日)」に出品した。
高層ビルやショッピングモールなどにおいて、モバイル機器の所持者が何階にいるのかなど、より多くの位置情報を提供するサービスの実現に貢献できる。