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ARMの性能を超えるか、MIPSが新Aptivプロセッサで全面対抗プロセッサ/マイコン(2/3 ページ)

» 2012年05月11日 09時30分 公開
[畑陽一郎,EE Times Japan]

proAptivの処理性能はCortex-A15以上なのか

 同社はAptivシリーズの適用市場をモバイル、ホームエンタティンメント、ネットワーキング、組み込みの4分野であるとする。proAptivは、ハイエンドのスマートフォンやタブレット、ハイエンドの多機能セットトップボックス、802.11acを採用したネットワーク機器、車載インフォテインメント向けのIPコアだ。このような分野ではウェブ接続が必須であり、GUI性能を前提とした多数の機能を実現しなければならない。

 proAptivはダイ面積当たりの処理性能とコア当たりの処理性能の高さをうたう。「proAptivはライセンス可能なシンセサイザブルIPコアとして業界最速である」(中上氏)。比較対象はARMの最上位IPコアであるCortex-A15だ。proAptivは、2コア構成のCortex-A15と同じ実装面積*2)に、4コアを実装できるという(図1)。

*2)ARMはCortex-A15のダイサイズを公表していないため、従来のCortex-A9に基づいてMIPS Technologiesが推定した。

図1 実装面積が小さいproAptiv 2コア構成のCortex-A15(左)と同じ面積に4コア構成のproAptiv(右)を実装できるという。外付けのL2キャッシュと2コアの組み合わせた場合も示した(中央)。コアを1GHzで動作させた場合、左と中央のDMIPS値は7000、右は1万4000になるという。以下、出典:MIPS Technologies

 ベンチマークテストの結果を示す(図2)。proAptivは同社の従来の1074Kと比較して、CoreMark値、DMIPS値とも1.6倍以上に向上している。Cortex-A9と比較して、proAptivのCoreMark値が1.6倍近く高いため、MIPS Technologiesは、proAptivがCortex-A15よりも高性能であると推測している。

図2 proAptivの1MHz当たりの処理性能 CoreMark値(左)とDMIPS値(右)について4つのコアを比較した。なお、ARMはCortex-A15のCoreMark値を公表していないため、1カ所グラフが欠けている。proAptivの測定はFPGA上に実装したものを用いた。 (クリックで拡大)

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