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リニアテクノロジーは最先端の電源技術を披露、無償SPICEシミュレータのデモもTECHNO-FRONTIER 2014 開催直前情報(2/2 ページ)

» 2014年07月22日 11時25分 公開
[EE Times Japan]
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インフラの監視装置が今後の鍵に

 リニアテクノロジーは、エレクトロニクス業界の注目のテーマとして、インフラのモニタリングを挙げる。日本政府は、日本再興戦略の柱の1つとして、2020年までにセンシング技術や非破壊検査など新しい検査技術を重要インフラの2割に導入することを目標に掲げている。危険な場所に設置した監視装置を頻繁にメンテナンスするのは難しいことから、装置はメンテナンスフリーで長期間稼働することが望まれる。同時に、データを確実に伝送する接続性能も欠かせない。

 リニアテクノロジーは、同社の「スマート・メッシュ」がこうした課題に応える技術だとしている。「スマート・メッシュは、最長10年のバッテリー駆動と99.999%の接続性を両立させたダストネットワークスの無線ネットワーク技術により実現されている。当社は、同技術の普及に向けて積極的に取り組んでいる」(リニアテクノロジー)。

5つの顧客価値

 民生機器用半導体の開発/製造の舞台が急速にアジアにシフトする中、次世代自動車や産業計測機器は、日本にとって、新しいモノづくりの基盤として成長が有望な分野だ。これらの市場では、価格追求だけでビジネスを成立させるのは難しい。リニアテクノロジーは、「仕様書には書かれていないリニアテクノロジーの5つの顧客価値」として、

  1. 原則として、製品の製造中止をしない
  2. 製品ごとのウエハー在庫(ダイバンク方式)により短納期・安定供給を実現
  3. 生産工程に、冗長性を持たせることによりBCPを確立
  4. 長期信頼性試験に加え、製造ロットごとの短期信頼性試験により高品質を確保
  5. アナログ技術の回路設計や、レイアウト設計を無償サポート

を掲げる。

 リニアテクノロジーは、「市場ニーズを“待つ”のではなく、お客さまの立場で問題点を洗い出し、お客さまの収益に貢献する解決策をリニアテクノロジーが自ら提案するのが当社伝統の開発方針です。短期間に、多くの、そして幅広いお客さまと直接会話をできる場として、TF2014では、将来有望と思える“たまご”を数多く見つけ出し、前例のない技術を武器に新製品を開発していきたいと考えています」と、語っている。

TECHNO-FRONTIER 2014

会期 2014年7月23日(水)〜25日(金)
時間 10:00〜17:00
会場 東京ビッグサイト
リニアテクノロジー ブースNo.:1F-301


TECHNO-FRONTIER 2014特集

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