思い返してみると、今回、注文のボタンを押しながら、私は心のどこかで「これだけ安いパソコンなら、詐欺かもしれないなぁ」と思っていたような気がするのです。
「まあ。詐欺なら詐欺でもいいかな」とも。
しかし、実際に詐欺に遭うまでは全く理解できない感情でしたが ―― 「詐欺」は、私の自尊心を壊し、誇りを傷つけました。私の大切なもの ―― 信頼とか、信用とか、安心とかいうものを ―― を踏みにじったのです。
これは、銭金(ゼニカネ)が問題ではなく、私のプライドの問題でした。
私は私の誇りにかけて、ヤツを絶対に許さないと心に決めました。
―― やられたら、やり返せ
私たちが(銀行口座を凍結に追い込むなど)1つ行動すれば、詐欺師たちは詐欺の重要アイテムを1つ失うことになります。
私たちが毎日のように動けば、彼らの詐欺アイテムはどんどん削り取られて、追い込まれていくはずです。
今の日本には、鼻クソでもほじくりながら、セコいWebサイトを作り、ちょちょっとメールを書くだけで、1日で1億4000万円、年間500億円を不法に得ているヤツらがいるのです。
あなた、こんなヤツらを許せますか?
私は絶対に許せません。
では、最後は、この私をハメた者たちへのメッセージで、この連載のトリを飾りたいと思います。
―― 「カン シュウシン」「馬越綾子(umakoshicooks@hotmail.com)」「哀川里代(kekitrade@hotmail.com)」(いずれも偽名だろうが)。よく聞け。私はお前たちを絶対に許さない
―― お前たちがポカをやって、どこぞの法廷に引っ張り出された時には、いつでも証人として召喚してもらえるように、仕込んできた(それに、このコラムでこれだけ意思表明しているのだから、間違いはないだろう)
―― その時は、検察側の証人として、証言台に立ち、以下のように証言するつもりである
裁判官:「証人は、被告に対してどのような刑を求めますか」
江端:「言うまでもありません。死刑です」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.