ロームは「CEATEC JAPAN 2015」において、IoT社会の実現に向けて、複数のセンサーと無線通信IC、ローパワーマイコンを搭載した評価キット「センサーメダル」のデモ展示を行った。預けたバッグや荷物の状態を、スマートフォンなどで遠隔地から確認することが可能となる。
ロームは「CEATEC JAPAN 2015」において、複数のセンサーと無線通信IC、ローパワーマイコンを搭載した評価キット「センサーメダル」のデモ展示を行った。IoT(モノのインターネット)応用として、センサーメダルをスーツケースに装着し、状態検知を行う事例も紹介した。
センサーメダルは、直径33mmの円形状プリント基板を内蔵した、メダル形状の評価キットである。内蔵されている基板上には、気圧センサーや加速度センサー、地磁気センサーおよびジャイロセンサーなど4種類のセンサーと、ローパワーマイコン、そして、Bluetooth Smart対応の無線モジュールなどが実装されている。各センサーで得られた情報を、Bluetooth Smart対応のスマートフォンやタブレット端末に送信することができる。
展示ブースには、活動量計や電子コンパス、筋力アプリなどが組み込まれたスマートフォンを設置し、センサーメダルと連動させたデモなどを行った。例えば、活動量計では、「単なる歩数だけでなく、階段の昇降、エレベーター利用などの情報も気圧センサーのデータから判断することができ、負荷の状況に応じた消費カロリーの計算を行うことができる」(説明員)と話す。
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