CEATEC 2015で公開したデモでは、センサーと人の顔が30〜50cm程度の距離で、まばたきを検知する様子を披露。あらかじめ、ユーザーのまばたきのパターンをセンサー側に学習させることで、ユーザーが静止している状況で90%以上の精度で検知できるという。「まずは、PCのオペレーターなどに対し、まばたきが減っていることを知らせるドライアイ予防センサーなどの用途での実用化を期待したい」(ソシオネクスト)という。
また慶應大教授の大槻知明氏は「画像認識によるセンシングでは、暗い場所での検出が行えない。電波センサーであれば、センサーをアクリルなどで覆っても問題なく、明るさやサングラスや眼鏡越しでも検知できる。動く人に対しても高い精度を実現できるようアルゴリズムを改良することで、クルマの運転手の居眠り防止センサーなどへの応用を目指したい」としている。
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