富士通とパナソニックは2015年3月2日、両社のシステムLSIの設計開発部門を統合し、新会社「ソシオネクスト」を発足させ、事業を開始したと発表した。
富士通とパナソニックは2015年3月2日、両社のシステムLSIの設計開発部門を統合し、新会社「ソシオネクスト」を発足させ、事業を開始したと発表した。
新会社のソシオネクスト(英文表記:Socionext)は、製造設備を持たないファブレス形態のシステムLSI設計開発専業メーカーとして発足。売り上げ規模は年間約1500億円で従業員数約2600人。ファブレスのシステムLSIメーカーとしては、国内最大規模のメーカーとなる。
新会社には、2014年春の基本合意通りに、富士通、パナソニックに加えて、日本政策銀行が出資。出資比率(議決権ベース)は、富士通と日本政策投資銀行が4割、パナソニックが2割という構成になっている。資本金は302億円。本社は横浜市・新横浜で、2月末までの富士通セミコンダクターの本社を引き継いで使用する。
最高経営責任者(CEO)には、3月2日午後に開かれる株主総会を経て、事前の基本合意通り、元京セラ社長の西口泰夫氏が代表取締役会長と兼務して就任する予定。また代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)には、前富士通セミコンダクター取締役執行役員常務の井上あまね氏が就任する。
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