サンディスク(SanDisk)は、2種類のポータブルSSDを発表した。1つ目は、「ポータブルSSDとして世界最速の850Mバイト/秒を実現」(同社)した製品。2つ目は最大430Mバイト/秒の転送速度で、IP55に対応した防滴/防じん性を備えたポータブルSSDである。
サンディスク(SanDisk)は2016年1月18日、2種類のポータブルSSDを発表した。1つ目は、最大850Mバイト(MB)/秒の転送速度を実現した「サンディスク エクストリーム900 ポータブルSSD」(以下、エクストリーム900)。2つ目は、最大430MB/秒の転送速度で、IP55に対応した防滴/防じん性を備えたポータブルSSDである。「サンディスク エクストリーム510 ポータブルSSD」(以下、エクストリーム510)である。
同日、SanDiskでSSD・USB担当プロダクトマーケティングディレクターを務めるPhilippe Wilams氏と、SanDisk日本法人でプロダクトマーケティングマネージャーを務める長谷川史子氏が、製品の概要や日本市場向けの販売計画について説明を行った。
エクストリーム900の特長は、サイズが130×88×17mmのポータブルSSDとして、最大850MB/秒の転送速度、書き込み速度を実現している点である。Wilams氏は、「500GBのポータブルHDDと比較したテストでは、最大9倍の速度を実現している」と語る。
材料をさまざまな角度で実験したことで、衝撃に強い半導体コアを実現。アルミ素材とゴム製のクッションを使用したことで、耐久性をより高めている。インタフェースはUSB3.1 Gen2、USB3.0(10W/2A以上)であり、USB3.1 Type-Cにも対応した。
容量は、480GB/960GB/1.92TBの3種類。480GBが4万5000円、960GBが7万5000円、1.92TBが12万円である。いずれも、3年間の保証付きで提供される。
エクストリーム510は、IP55に対応した防滴/防じん性を備えており、雨や埃の多い環境下での使用が可能である。読み出し速度は最大430MB/秒、書き込み速度は400MB/秒。同社独自のゴム製バンパー付属により、落下にも耐える耐衝撃性能を持つとしている。
インタフェースは、USB3.0。容量は、480GBの1種類となっている。3年間の保証付きで、価格は3万8000円である。
エクストリーム900とエクストリーム510はともに、2016年4月の提供を予定している。128ビット暗号化でファイルを保護するソフトウェア「SanDisk SecureAccess」も付属。いずれも、野外の作業が伴うカメラマンや映像作家、PCエンスージアスト(熱狂的なファン)向けという。米国で既に展開していた「サンディスク エクストリーム500 ポータブルSSD」も、2016年2月に日本で提供を開始するとしている。
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