GRLジャパンは、新横浜にテストラボを新設し2016年1月より本格的に業務を開始した。USB3.1/Type-Cのロゴ認証テストを始め、さまざまな高速インタフェースに関わるテストサービスなどを提供していく。
Granite River Labs(GRL)は、新横浜の日本法人内にテストラボを新設し、2016年1月より本格的に業務を開始した。USB3.1/Type-Cのロゴ認証テストを始め、さまざまな高速インタフェースに関わるテストサービスなどを提供していく。
GRLジャパンが開設したテストラボには、高速インタフェース関連のテストサービスに必要となるGRL製ソフトウェア/ハードウェアの他、キーサイト製の測定機器などが設置されている。例えば、ADS(Advanced Design System)の他、オシロスコープ「Infiniium 90000Xシリーズ」、ENAネットワークアナライザー「E5071C」、ビットエラー試験機「J-BERT M8000シリーズ」などである。
テストラボに導入されたこれらの測定機器は、USBやDDR、PCI-Express、DisplayPortなど高速デジタルインタフェースの送信/受信、ケーブル/コネクターに関わる一連のコンプライアンス試験に対応したもので、標準化団体などから公認されている測定機材でもある。
一般的なテストハウスの中には、各種ロゴ認証のための合否テストのみを行っているケースもある。これに対してGRLテストラボは、高速インタフェースに関するコンプライアンス試験はもとより、設計の評価/解析まで行える測定環境を導入している。万が一、開発したシステムに不具合が発生し動作しない場合や、通信性能をさらに高めたい場合などに、問題点の切り分け、原因追求/解析、特性改善などに必要な提案や技術サポートなども行うことができる。
さらに、ADSによるシミュレーション結果と測定器による実測値を融合させた設計/試験環境を活用することにより、開発サイクルを短縮することが可能になるとみている。
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