日本市場では2013年より営業活動を始めた。2015年12月末にはXXCAL Japanより、USB関連事業を譲り受けた。これにより、日本市場ではそれまで対応できていなかったUSBロゴ認証の業務も行うことが可能になったという。
GRLジャパンの代表取締役を務める高橋幹氏は、「当社は高速インタフェースについて、ワンストップで技術サポートできる企業である。顧客にはバーチャルリソースとして有効に活用してもらいたい」と話す。
GRLの最大の特長は、高速インタフェースの専門家集団であることだ。会社の主要メンバーが主な規格の標準化作業に関与している。例えば、CEO(最高経営責任者)を務めるJohnson Tan氏は、USBインタフェースやThunderboltのコンプライアンス試験立ち上げに貢献した。COO(最高執行責任者)を務めるQuintin Anderson氏は、HDMIフォーラムのボードディレクターである。チーフテクノロジーエンジニアのMike Engbretson氏は、USB 3.x電気テストスペックやUSBパワーデリバリ―テストスペックの策定などに貢献した。高橋氏も、SD Card AssociationのUHS-TGチェアなどを務めている。
GRLは、米国や台湾、インド及び日本にテストラボを設置している。「顧客数は全世界で500社以上、日本では約50社に達している」(高橋氏)と話す。半導体メーカーや機器/システムメーカーを中心に、計測機器メーカーや部品メーカーなどが同社のサービスを活用している。
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