日本モレックスは、「第7回 医療機器 開発・製造展」で、静電容量方式を用いた液面センサーを展示した。同社は、「コネクター単体での提供よりも、モジュールやケーブルなどを組み合わせたソリューションとして展開することが、より顧客にとっての価値になると考えている」と語る。
日本モレックスは、2016年6月22〜24日に東京ビッグサイトで開催された「第7回 医療機器 開発・製造展」で、試作中の静電容量方式を用いた液面センサーを展示した。容器の外側に取り付けでき、ほとんどの非金属素材を測定できるという。
設計では、プリント基板のほかに、カーブ面やスペース制限に対応する薄型フレキシブル回路を使用可能。また、自動キャリブレーション(精度95%)か手動キャリブレーション(精度98%)を設定できる。同社は、「非金属素材であれば、さまざまな用途で活用できるが、点滴液バッグや飲料販売機などを現在想定している」と語る。
液面センサーの土台となっているのは、中国の白物家電などに向けて開発を続けてきたキャパシティブスイッチである。「当社はコネクター販売を中心としたメーカーだが、モジュールやケーブルなどを組み合わせたソリューションビジネスへと変化している最中である。これからもコネクターの技術を生かしつつ、顧客にとってのエレクトロ二クスソリューションを提供できるようになることが目標だ」(説明員)とした。
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