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TDKの80年と未来が分かる歴史館、秋田にオープンチームラボとのコラボ展示も

TDKは、創業の地である秋田県にかほ市に「TDK歴史みらい館」を2016年10月7日にオープンすると発表した。同社の「磁性」を中心とした製品や技術の歴史と未来への取り組みを紹介するだけでなく、これからの社会を創る若い人々への学習支援を積極的に行う活動拠点としていくという。

» 2016年09月09日 15時30分 公開
[庄司智昭EE Times Japan]

磁性の80年の歴史とその未来を

展示のイメージ (クリックで拡大) 出典:TDK

 TDKは2016年9月8日、創業の地である秋田県にかほ市に「TDK歴史みらい館」を同年10月7日にオープンすると発表した。TDK歴史みらい館は、2005年に創業70周年を記念して開設した「TDK歴史館」を全面リニューアルしたもの。同社の「磁性」を中心とした製品や技術の歴史と未来への取り組みを紹介するだけでなく、これからの社会を創る若い人々への学習支援を積極的に行う活動拠点としていくという。

 「歴史ゾーン」では、ラジオ、テレビ、PC、携帯端末と、時代とともに進化してきた電子機器の歴史が、当時の製品や世相写真の年代順展示で一望できる。それらの電子機器に、同社の磁性技術がどのように生かされているかは、CG映像で学べるとする。

 「未来ゾーン」では、同社の磁性技術や製品が、これからの社会にどう関わり進化していくかを、体験デモや未来のイメージ映像、ジオラマなどで紹介。磁性の最先端であるスピンエレクトロニクスについては、その基本原理である磁気回転効果を実証した「原理「アインシュタイン=ド・ハースの実験」をデモ化するという。同デモは、東北大学の金属材料研究所で所長を務める高梨弘毅氏が監修しており、TDKは「一般の人々でも分かりやすく、楽しむことができる体験型デモとなっている」と語る。

 また、特別企画として、チームラボとコラボレーションした「インタラクティブ マグネティックフィールド シアター」も常設展示。肉眼では見えない磁性を、宇宙・地球・電子の3つのモードで表現し、触れるとさまざまな形に変化する様子を楽しめる。

特別企画展示のイメージ (クリックで拡大) 出典:TDK

 開館時間は10:00〜18:00で、入館料は無料。休館日は月曜日(祝日除く)である。

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