National Instruments(ナショナルインスツルメンツ/以下、NI)は2017年1月、米オースチンの本社敷地内に、新たな研究施設「NI Industrial IoT Lab」を開設したと発表した。専門性を有する関連企業が集結し、連携を強化することでインダストリアルIoT(モノのインターネット)向けの技術やソリューションの相互運用性を向上させるための拠点となる。
NI本社内に開設した研究施設「NI Industrial IoT Lab」の外観
NI Industrial IoT Labには、OT(運用技術)、IT(情報技術)および、インテリジェントシステムの開発を行う企業が一堂に集結する。マイクログリッドの制御や通信、製造業向け制御システムおよび、設備の予知保全といった領域において、イノベーションを実現していくために主要企業が連携を強めていく。
トンネル工事の監視などIoTの国内事例も、日本NI
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、2016年10月4〜7日に開催される「CEATEC JAPAN 2016」で、「IoT(モノのインターネット)の実現に必須のセンサー計測とデータ管理ソリューション」を展示テーマとし、IoT事例や具体的なソリューションを紹介する。国内導入事例として、錢高組の「トンネル工事でのモニタリングシステム(Tunnel Eye)」を展示する。