開発した白色LEDを用いて、液晶用の色フィルターを通過した後の色再現範囲(色域)を測定した。開発品は、CIE1931座標上でBT.2020比の85%、CIE1976座標上でBT.2020比の90%という色域を達成した。これに対して従来品は、CIE1931座標上で72%、CIE1976座標上で78%の色域にとどまっているという。測定結果から、緑色と赤色の色純度が大幅に改善されていることが分かった。
研究グループは今後、材料の組成と製造プロセスを最適化し、発光効率をさらに向上させることで明るさを改善していく。また、デバイスパッケージを工夫することで、コスト節減に取り組む考えである。
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