IDTは「TECHNO-FRONTIER 2017(テクノフロンティア2017)」(2017年4月19〜21日、幕張メッセ)で、同社が注力するワイヤレス給電のデモを展示した。“スマートフォンを”ワイヤレス充電するのではなく、“スマートフォンで”別のデバイスをワイヤレス充電するデモが目を引いた。
IDTは「TECHNO-FRONTIER 2017(テクノフロンティア2017)」で、ワイヤレス給電のデモを幾つか展示した。
今回の展示では、ワイヤレス給電用受電ICだけでなく、送電ICも搭載したスマートフォンを使い、「スマートフォンをワイヤレス充電するデモ」だけでなく、「スマートフォンから別のデバイスにワイヤレス給電するデモ」も用意した。1つ目は、スマートフォンでスマートウォッチを充電するもの。2つ目は、スマートフォンから送信された電力でドアロックのモーターを動かし、解除するというものだ。

左=スマートフォンでスマートウォッチをワイヤレス充電している/右=スマートフォンから電力を送信してドアロックのモーターを動かして、解除するデモ。画面右側は、スマートフォンでドアロックにタッチしている様子。スマートフォンに保存されているID情報を照合してからモーターを動かす(クリックで拡大)併せて、2016年12月に発表した15Wワイヤレス給電のレファレンスキットも展示した。WPC(Wireless Power Consortium)の最新のワイヤレス給電規格「Qi 1.2.2」に対応した製品である(関連記事「IDT、Qi認証済み15Wワイヤレス給電キットを発表」)。
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