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» 2017年05月31日 15時30分 公開

合併の決断と、国内最大級半導体商社として向かう先半導体商社トップインタビュー ネクスティ エレクトロニクス(4/4 ページ)

[竹本達哉,EE Times Japan]
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小玉のビジネスを大玉に変える

EETJ パートナーシップを締結した優秀なベンチャー企業の技術とはどのようなものがありますか。

青木氏 まだ開発段階にあり、詳しくは申し上げられないが、例えばプラズマ技術がある。この技術は、消臭や殺菌などに効果があり、家電をはじめ、医療機器や産業機器などにも広く展開できる技術だ。

 トーメンエレが培ってきたモジュールビジネスなどの知見、品質管理ノウハウをベースに、今、モジュール化を進めているところだ。

 こうした外部のコア技術をベースに、モジュール化、システム化して販売する活動は、これまでも両社ともに行ってきたが、現場それぞれで実施し、ビジネス規模としては決して大きくなかった。今回、こうした新しいビジネスモデル立ち上げを社内では「大玉プロジェクト」と呼んでいる。これまで現場レベルで特定用途向けの“小玉”に終わっていたビジネスを、経営層が管理、判断し、投資して大玉にするというのがその由来だ。

5年で1000億円売り上げ上積み

EETJ 今後の売り上げ拡大見通しをお聞かせください。

青木氏 発足直後ということもあり、あまり詳細な数字は公表できないが、今後4〜5年で、売上高を1000億円程度上積みできると考えている。

 自動車向けは、自動運転、電気自動車化で着実に伸ばす方針であり、伸びていくだろう。

 ICT・インダストリアル向けは、売り上げ規模を追うよりも、圧倒的な付加価値を提供することを目指す。ニッチかもしれないが、グローバルプレーヤーとともに付加価値の高いモノを作り上げ、その結果として、利益を確保できればと思っている。

 豊通エレ、トーメンエレそれぞれの強みを発揮するためには、従来の協業関係では難しく、多少の苦難を伴うが合併という山を登ることに決めた。しかし、この山を登り切ったときのネクスティはすごく楽しみのある会社になる。単に「製品を買ってください」というような顧客との関係ではなく、一緒に開発したり、一緒に海外進出したり、悩み事をともに解決したり……。顧客とさまざまなことを貸し借りするような深い信頼関係、多面的な接点を持てる会社になることができると思っている。

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