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OKI電線、Camera Linkアクティブ光ケーブル開発伝送距離は最大40m

OKI電線は、最大40mの伝送距離を実現したCamera Link(カメラリンク)準拠の「アクティブ光ケーブル」を開発、2019年2月より販売する。

» 2018年12月05日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

EFT/B試験レベル4の耐ノイズ性、摺動屈曲1億回以上の可動耐久性

Camera Linkアクティブ光ケーブルの外観

 OKI電線は2018年12月、最大40mの伝送距離を実現したCamera Link(カメラリンク)準拠の「アクティブ光ケーブル」を開発したと発表した。2019年2月より販売する。

 Camera Linkは、マシンビジョンシステムのカメラ用インタフェース規格として広く普及、主要なカメラメーカーやボードメーカーが同規格を採用している。ところが、従来のメタルケーブルで最大伝送速度を実現しようとすると、伝送距離は最大約7mが限度であった。

 同社はこれまで、電気−光変換モジュールと光ファイバーを組み合わせた「USB3 Visionアクティブ光ケーブル」を開発するなど、メタルケーブルによる伝送距離の課題を解決してきた。

 新製品もこれらの技術を活用して開発した。伝送距離は最大40m(85MHz)で、EFT/B試験レベル4(JIS C61000-4.4、印加電圧2kV)に準拠した耐ノイズ性能、摺動屈曲1億回以上(曲げ半径は70mm)の可動耐久性を実現している。外形寸法は標準8.2mmである。

 従来のメタルケーブルに比べて、5倍以上の伝送距離を可能にしたことで、機器の設計や遠隔でのモニタリングが容易となる。耐ノイズ性が向上したことで、医療用画像診断装置などにも適用することができるという。

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