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2018年半導体売上高1位はSamsungか、Intelとの差が開く2017年に続きトップを維持

2018年の半導体売上高ランキングでは、Samsung ElectronicsがIntelとの差をさらに広げ、2017年に続き首位に立つ見込みだという。市場調査会社のIC Insightsが発表した。

» 2018年12月04日 09時30分 公開
[Dylan McGrathEE Times]

 2018年の半導体売上高ランキングでは、Samsung ElectronicsがIntelとの差をさらに広げ、2017年に続き首位に立つ見込みだという。市場調査会社のIC Insightsが発表した。

 IC Insightsによれば、2018年におけるSamsungの半導体売上高は832億5800万米ドルで、前年比26%増となる見込み。一方、2位のIntelは701億5400万米ドルで前年比14%になるとする。SamsungとIntelの売上高の差は、2017年は7%だったが、2018年は19%にまで開く可能性がある。

2018年半導体メーカー売上高ランキング(上位15社)
18年
順位
17年
順位
会社名 本社
所在地
17年
売上高
(百万米ドル)
18年
売上高見込み
(百万米ドル)
18年
成長率
1 1 Samsung Electronics 韓国 65,882 83,258 26%
2 2 Intel 米国 61,720 70,154 14%
3 4 SK hynix 韓国 26,722 37,731 41%
4 3 TSMC 台湾 32,163 34,209 6%
5 5 Micron Technology 米国 23,920 31,806 33%
6 6 Broadcom 米国 17,795 18,455 4%
7 7 Qualcomm 米国 17,029 16,481 ▼3%
8 9 東芝/東芝メモリ 日本 13,333 15,407 16%
9 8 Texas Instruments 米国 13,910 14,962 8%
10 10 NVIDIA 米国 9,402 12,896 37%
11 12 STMicroelectronics 欧州 8,313 9,639 16%
12 15 Western Digital/SanDisk 米国 7,840 9,480 21%
13 11 NXP Semiconductors 欧州 9,256 9,394 1%
14 13 Infineon Technologies 欧州 8,126 9,246 14%
15 14 ソニー 日本 7,891 8,042 2%
上位15社合計値 323,302 381,160 18%
2018年の半導体売上高トップ15社(予測)。日本からは東芝(東芝メモリを含む)とソニーがランクインするとみられている 出典:IC Insights

 売上高上位15社の合計は、3811億6000万米ドルで、前年比18%増になるとIC Insightsは予測している。

 ここ最近、メモリの販売価格の上昇が緩やかになっているが、メモリを手掛けるSamsung、SK hynix、Micron Technologyの3社はいずれも、前年比の売上高成長率が25%を超える。特にSK hynixは41%増と驚異的な伸びが予測されている。

 Samsungの売上高のうち、メモリの売上高は84%を占める見込みだ。2017年は81%だった。一方でSamsungのメモリ以外のチップ売上高は、前年比で6%増にとどまるとIC Insightsはみている。

 トップ15社のうち、Qualcommだけは売上高が前年比で−3%と下がる見込みだ。

【翻訳、編集:EE Times Japan】

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