Samsung Electronicsは、好調なメモリ市場の後押しを受け、2018年第2四半期の半導体サプライヤーランキングにおいてIntelを抑え首位を維持した。
Samsung Electronicsは、好調なメモリ市場の後押しを受け、2018年第2四半期の半導体サプライヤーランキングにおいてIntelを抑え首位を維持した。
市場調査会社のIHS Markitによると、Samsungの同四半期におけるシェアは15.9%で、Intelは13.9%だった。ただしIntelは、今四半期でSamsungとの差を縮めている。前四半期比の成長率は、Samsungは3.4%にとどまったが、Intelはそれを3ポイント上回る6.3%だった。
Samsungの2018年第2四半期における売上高は192億米ドルで、前年同期比では33.7%の成長を遂げた。Intelの売上高は167億米ドルで、前年同期比では14.9%の成長となった。
メモリ市場が好調なことから、2017年、Intelは1993年以来守り続けてきた首位の座をSamsungに明け渡した。2018年第1四半期も、Samsungがトップを堅持している。
2018年第2四半期の半導体売上高は合計で1208億米ドルを記録し、全ての地域およびアプリケーション分野において成長した。
IHS Markitのシニアアナリストを務めるRon Ellwanger氏は、「エンタープライズ向けとストレージの急激な成長により、第2四半期の売上高として過去最高を記録した。データプロセッシングや有線通信、マイクロコンポーネント、メモリなどの分野が売り上げの成長をけん引した」と分析している。
IHS Markitによると、第2四半期のメモリチップの売上高は420億米ドルで、9四半期連続での成長となった。ただし、メモリ関連の市場を専門に調査するDRAMeXchangeによると、堅調な成長を遂げた後、NANDフラッシュの平均販売価格は、第3四半期および第4四半期のいずれにおいても、前期比で約10%下落すると予測している。
【翻訳、編集:EE Times Japan】
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