2018年のウエハー出荷面積、過去最高に:販売額は100億ドル超え
SEMIは2019年1月30日(米国時間)、2018年の世界シリコンウエハー出荷面積が前年比で8%増加し、過去最高となったことを発表した。さらに、シリコンウエハー販売額は前年比31%増となり、2008年以降で初めて100億米ドルを超えたという。
SEMIは2019年1月30日(米国時間)、2018年の世界シリコンウエハー出荷面積が前年比で8%増加し、過去最高となったことを発表した。さらに、シリコンウエハー販売額は前年比31%増となり、2008年以降で初めて100億米ドルを超えたという。
2018年の世界シリコンウエハー出荷面積は、総計127億3200万平方インチで、過去最高だった2017年の118億1000万平方インチを上回った。販売額は、2017年の87.1億米ドルから113.8億米ドルに増加した。
シリコンウエハーの年間出荷面積および販売額。半導体用シリコンウエハーの出荷面積のみで、太陽電池用は除く 出典:SEMI(クリックで拡大)
SEMI SMG(Silicon Manufacturers Group)会長を務めるSEH AmericaのNeil Weaver氏はSEMIのリリースで「半導体用シリコンウエハーの年間出荷面積は、5年連続で過去最高を記録した。2017年は旺盛な需要と素晴らしい販売額の伸びがみられたが、2007年に記録した過去最高の水準には回復していない」と述べている。
- ウエハー出荷面積、3四半期連続で過去最高更新
世界市場におけるシリコンウエハーの出荷面積は、2018年第3四半期も続伸し、3四半期連続で過去最高を更新した。
- 半導体業界、今後2年は減速もその後は回復基調に
米国の市場査会社であるIC Insightsでプレジデントを務めるベテランアナリストBill McLean氏は、半導体業界の見通しについて、「現在、中国および欧州の貿易や、メモリサイクルが底に達したことなど、さまざまな状況が不透明な中、半導体業界は、今後2年間で減速していくが、その後再び勢いを取り戻すとみられる」と述べている。
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米国の市場調査会社Gartnerによると、2018年の世界半導体売上高は4767億米ドルに達し、過去最高となった。2017年比で13.4%増加している。売上高ランキングでは、Samsung Electronicsが2017年に続き首位を維持した。【訂正あり】
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