組込みシステム技術協会(略称:JASA)は2019年9月3日、同年11月20〜22日に開催される組み込みおよびIoT(モノのインターネット)関連技術の総合展示会「ET&IoT Technology 2019」(以下、ET 2019)の開催概要を発表した。
組込みシステム技術協会(略称:JASA)は2019年9月3日、同年11月20〜22日に開催される組み込みおよびIoT(モノのインターネット)関連技術の総合展示会「ET&IoT Technology 2019」(以下、ET 2019)の開催概要を発表した。
ET 2019は例年通り、横浜市のパシフィコ横浜で開催され、410社/団体の出展、2万8000人以上の来場を見込んでいる。
JASAでET事業本部長を務める渡辺博之氏は、記者説明会の冒頭で「2018年から、ET展のキーワードは『組み込み』から『エッジテクノロジー』へと移行した。ことしも“ET(Embedded Technology)×ET(Edge Technology)”を合言葉に、エッジテクノロジーを推進していく」と強調。「クラウド側は残念ながらGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)が圧倒的な存在感を放っているが、エッジ領域は、さまざまな新しい技術が登場しており、今後日本が十分に強みを生かして戦っていけるところ」だと続けた。
ET 2019では、これから有望なエッジテクノロジーとして「エッジAI(人工知能)」「エッジセキュリティ」「エッジブロックチェーン」に焦点を当て、これらの技術を生かすアプリケーション分野として「モビリティ」「ロボティクス」「エネルギー」を取り上げ、この3分野を“ピックアップテーマ”としている。
渡辺氏は、ET 2019の見どころを7つに分けて紹介した。
まずは、展示会と基調講演を連動させることである。ピックアップテーマに沿った基調講演を行い、その内容を展示会場で実際にデモとして披露する。講演の内容を、モノとして具体的に見せることで、技術の使い方をよりイメージできるようにすることを狙う。サービスや技術の「未来」を展望する「FUTURE DESIGN PAVILION」を設け、デンソーやSBドライブ、Tesla Motors Japanなどが、ピックアップテーマに沿った講演とデモを行う予定だ。
2つ目の見どころは、スタートアップパビリオンの規模を倍増したことである。東京大学TLO、DMM.makeなどを中心に50社のスタートアップが集結。さらに、台湾の「COMPUTEX TAIPEI 2019」のイノベーション/スタートアップ専門エリア「InnoVEX」に出展した企業から注目メーカーも招いている。
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