アンリツは、シグナルクオリティーアナライザー-R「MP1900Aシリーズ」のパルスパターン発生器の機能を強化し、新たに8チャネルのパターン同期機能とFEC(Forward Error Correction)パターン発生機能を追加した。
アンリツは2020年1月、シグナルクオリティーアナライザー-R「MP1900Aシリーズ」のパルスパターン発生器の機能を強化し、新たに8チャネルのパターン同期機能とFEC(Forward Error Correction)パターン発生機能を追加したと発表した。これにより、400GbE/800GbE通信機器のビットエラーレート評価を、オールインワンで行うことが可能となった。
データセンターなどでは、400GbE伝送を実現するための光トランシーバーモジュール規格である「QSFP-DD」や「OSFPトランシーバー」を用いた、高速で大容量伝送システムの導入が進む。これらのシステムでは、PAM4方式や4/8レーンなど多レーン伝送が採用されている。
このため、伝送品質の検証を行うには、ジッタやISIストレスを加えた多レーンのFECパターンを用いて、信号の誤り訂正率を確認しなければならない。これらのシステムを検証するには、8チャネルの同期および、チャネル間の位相やパターンを適正に制御できる信号源が必要となる。
アンリツは今回、MP1900Aシリーズについて、パルスパターン発生の機能を強化した。従来の1または4チャネルというパターンに加えて、新たに8チャネルのパターン同期機能とFECパターン発生機能を追加した。これにより、400GbEトランシーバーの8チャネルFECテストに対応することが可能となった。
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