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AIチップ「Edge TPU」搭載のAIモジュールを開発村田製作所とGoogle

村田製作所とGoogleは、Googleの組み込みAIチップ「Edge TPU」を実装したエッジデバイス向けAIモジュール「Coral Accelerator Module」を開発した。2020年6月以降に、Google Coralウェブサイトより購入することができる。

» 2020年03月31日 13時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

2020年6月以降にGoogle Coralウェブサイトを通じ販売

Coral Accelerator Moduleの外観

 村田製作所とGoogleは2020年3月、Googleの組み込みAI(人工知能)チップ「Edge TPU」を実装したエッジデバイス向けAIモジュール「Coral Accelerator Module」を開発したと発表した。2020年6月以降に、Google Coralウェブサイトより購入することが可能となる。

 Coral Accelerator Moduleは、村田製作所が長年培ってきた高密度設計技術やモジュール化技術を活用した。これによりパッケージを小型化し、プリント基板設計の簡素化や高いノイズ抑制を実現した。また、Coral製品ファミリーを活用していく上で重要となる拡張性や互換性にも対応した。

 Coral製品ファミリーは、エッジデバイスにAI処理機能を組み込むためのハードウェアコンポーネントやソフトウェアツール、コンパイル済みモデルのツールキットなどを用意している。AIモジュールもその1つで、製造システムやヘルスケア機器、農業システムなど、さまざまな用途に用いられるエッジデバイス上で、AI処理を容易に実現可能としていく。

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