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アドバンテック、最新SoC搭載のSBCを発表医療機器や産業機器用途向け

アドバンテックは、第8世代のIntel Coreプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ(SBC)「MIO-5373」を発表した。

» 2020年05月07日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

消費電力は15W、処理性能は従来品の2倍

MIO-5373の外観

 アドバンテックは2020年4月、第8世代のIntel Coreプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータ(SBC)「MIO-5373」を発表した。医療機器やオートメーション制御システム、屋外設置のキオスク端末などの用途に向ける。

 MIO-5373は外形寸法が146×102mmと小型で、CPUコアを4個内蔵した最新のSoC(コード名:Whiskey Lake-U)を搭載している。消費電力は15Wに抑え、処理性能はデュアルコアを搭載した従来品の2倍とした。

 組み込みGen9LPグラフィックエンジンも搭載しており、最大4K解像度の映像をLVDS/eDP(embedded Display Port)、HDMI、DPインタフェースにより、3台のディスプレイに同時表示が可能だという。また、搭載したiManager3.0により、応用分野に適したIO機能を提供し、機能カードによる拡張も容易だという。入力電源電圧は12〜14Vで、空調システムを内蔵したことで工場電源レールや屋外機器などへの実装も可能である。

 この他、アドバンテックが提供するIoTデバイスの運用および管理ソフトウェア「WISE-PaaS/DeviceOn」を活用すれば、パブリッククラウドやプライベートクライドを介して産業用IoTデバイスを簡単に統合することができる。これによって、ユーザーはデバイス状態を遠隔地から監視し、電源のオンオフ制御やシステムの問題解決を無線通信(OTA)で行うことも可能である。

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