さらに、AES-256暗号化に加え、 ECDSAによるビットストリーム認証も「業界最小のフットプリント」(同社)でサポートしており、権限のないアクセス、変更、コピーからデバイスのビットストリームを保護。「セルタワーのような重要なインフラストラクチャ―で、不正な変更から確実にシステムを保護できる」としている。
このほか28nm FD-SOIを採用するNexusプラットフォームにより、競合の同等製品と比較し消費電力を最大4分の1に低減できるほか、最大100倍優れたソフトエラーレート(SER)耐性も実現。さらに、SPIメモリからのコンフィギュレーションも最大12倍高速となり、個々のIOは3ミリ秒、チップ全体もデバイスの性能に応じて8〜14ミリ秒で起動できる、としている。
Certus-NXは、ロジックセルサイズ別に「Certus-NX-17」と「Certus-NX-40」の2種類があり、複数のパッケージオプションを用意している。Certus-NX-40は既に一部サンプル提供中で、Certus-NX-17は2020年度末の提供を予定。また、Certus-NXをサポートした設計ツール「Radiant」や、事前検証済みIPも提供中で、開発ボードも受注開始している。同社は、産業用途を中心に、その高い安全性や高速なコンフィギュレーションから車載用途などもターゲットとしてCertus-NXを展開していく。
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