キオクシア、台湾LITE-ONのSSD事業を買収完了 : SSD事業拡大を目指す
キオクシアは2020年6月30日、台湾LITE-ONテクノロジーのSSD事業の買収を完了すると発表した。同年7月1日付で買収完了の予定。
キオクシアは2020年6月30日、台湾LITE-ONテクノロジーのSSD事業の買収を完了すると発表した。買収完了は7月1日付の予定。
キオクシアは7月1日付でLITE-ONのSSD事業を担う子会社Solid State Storage Technology(台北市)とその関係会社の全株式を取得し、買収を完了する予定としている。董事長兼執行長として曾煥雄(Charlie Tseng)氏が就任する。なお、買収後もSolid State Storage Technologyの事業は、従来のブランドで継続する。
キオクシアは2019年8月、今回の買収について発表(当時は東芝メモリホールディングス)。買収額は1億6500万米ドルで、2020年前半までの買収完了を目指すとしていた。キオクシアは買収の理由について、デジタルトランスフォーメーションの拡大によってデータ量が爆発的増加し、SSDへのニーズが高まっていることを挙げ、「実績あるLITE-ONのSSD事業を取得することで、グループのSSD事業の強化を図る」と説明。今後もさらなる拡大を見込むSSD市場において、最先端のSSD製品を積極的に開発、販売し、事業の拡大を目指していく。
大赤字計上の東芝メモリ、台湾Lite-onのSSD事業買収で弱点克服へ
東芝メモリは2019年8月30日に、台湾Lite-on Technology(ライトン テクノロジー/以下、Lite-on)のSSD事業を1億6500万米ドル(約173億円)で買収すると発表した。この買収が東芝メモリの業績を向上させる可能性について、メモリメーカー各社の営業損益を比較しつつ考察する。
2019年のメモリ業界を振り返る
「EE Times Japan」に掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、EE Times Japanで2019年に公開したメモリ関連の記事をまとめた「2019年のメモリ業界を振り返る」をお届けします。
キオクシア、512ギガビットTLC製品を開発
キオクシアは、3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH」の5世代目となる、112層積層プロセスを用いた製品を試作し、基本動作を確認した。試作したのは512ギガビットTLC製品で、2020年第1四半期(1〜3月)よりサンプル出荷を始める。
「成毛氏の路線引き継ぐ」キオクシア新社長、早坂氏
2020年1月29日、病気療養中の成毛康雄氏に代わってキオクシアHDおよび、子会社キオクシアの社長に、副社長だった早坂伸夫氏が就任した。同社は同日、東京都内で報道関係者向け説明会を実施。早坂氏は今後の方針について、「(成毛氏とは)お互いに戦略や考え方をきっちり共有できていた。基本的に今まで話し合ってきた路線でまずスタートしていく」と述べた。
2019年の半導体売上高ランキング、Intelが首位奪還
Gartnerは2020年1月14日(米国時間)、2019年の世界半導体売上高が、2018年から11.9ポイント下がって4183億米ドルになったと発表した。ベンダー別の売上高では、Intelが2016年以来3年ぶりに首位を奪還した。
キオクシア北上工場、新製造棟が完成
キオクシアは2019年10月10日、建設中だった北上工場の第1製造棟が完成した、と発表した。
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