京都セミコンダクター(京セミ)は2020年7月、波長850nmを用いた超高速30GHz送受信用光デバイスを開発したと発表した
京都セミコンダクター(京セミ)は2020年7月、波長850nmを用いた超高速30GHz送受信用光デバイスを開発したと発表した。7月16日に行われた電子情報通信学会マイクロ波・ミリ波フォトニクス研究会の論文発表で明らかにした。
開発した超高速30GHz送受信用光デバイスは、広帯域VCSEL(垂直共振器面発光レーザー)とガリウムヒ素(GaAs)PINダイオードを採用し実現したという。
同デバイスは、30GHz帯の搬送波周波数が用いられる第5世代移動体通信(5G)向けアンテナの計測システム用として開発。同計測システムの構築には、30GHz帯の電気信号を光信号に変換/増幅および、受信し、計測システム内をVCSELの直接変調を用いたマルチモードファイバーによるアナログ光ファイバー伝送が適しているとされ、今回のデバイスを開発した。
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