ソシオネクストは、HDMIモジュール「cecTalker」を開発し、サンプル出荷を始めた。自社開発のHDMIコントローラチップを搭載しており、応用機器のコンセプト検証(PoC)から量産までの期間を短縮することができる。
ソシオネクストは2020年8月、HDMIモジュール「cecTalker」を開発し、サンプル出荷を始めた。自社開発のHDMIコントローラチップを搭載しており、応用機器のコンセプト検証(PoC)から量産までの期間を短縮することができる。
新製品は、HDMIの通信規格である「CEC(Consumer Electronics Control)」機能に対応している。このため、TVやレコーダーなどがHDMIケーブルで接続されていれば、異なるメーカーの機器であっても、電源のオン/オフや予約録画といった操作を、別の機器から互いに行うことができるという。
cecTalkerはPCの他、「Raspberry Pi」や「Arduino」「SPRESENSE」など、使い慣れたプラットフォームを用いて開発するためのインタフェースを備えている。今回はHDMI入出力端子を搭載した「HDMIモデル」と、V-by-OneとHDMIの変換機能を搭載した「V-by-Oneモデル」を用意した。両モデルとも既にサンプル出荷を始めている。量産と販売は2021年1月より始める予定である。
同社では、映像・音響機器やスマート家電を始め、ホームIoT(モノのインターネット)機器、医療機器および、産業機器などを相互接続し、音声や映像をデジタル信号で伝送する用途に提案していく。
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