Foxconnとソシオネクスト、Hailoの3社は、それぞれが得意とする技術を用い、高い電力効率を実現したエッジ向け次世代AI映像解析ソリューションの提供を始める。
Foxconnとソシオネクスト、Hailoの3社は2020年5月、それぞれが得意とする技術を用い、高い電力効率を実現したエッジ向け次世代AI映像解析ソリューションの提供を始めると発表した。
新たに提供するAI映像解析ソリューションは、Foxconn製のエッジコンピューティングソリューション「BOXiedge」に、Arm Cortex-A53を24コア搭載したソシオネクスト製のサーバ向けマルチコアプロセッサ「SynQuacer SC2A11」や、Hailo製のディープラーニングプロセッサ「Hailo-8」などを搭載している。
BOXiedgeは、カメラで撮影された20以上のストリーミング入力をリアルタイムで処理することが可能である。既にさまざまな用途で活用されており、例えば外観欠陥検査においては運用コストを3分の1以上も削減できたという報告もあるという。また、Hailo-8は、最大26TOPS(Tera Operations Per Second)の処理性能を実現している。クラウド上でしか動作しなかった高度なディープラーニングアプリケーションでも、エッジデバイス上で実行することが可能になるという。
開発したAI映像解析ソリューションは、スマートシティーやスマート医療、スマート小売り、産業用IoT(モノのインターネット)などの分野における映像解析や画像分類、対象物のセグメンテーションといった用途に提案していく。
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