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ソシオネクスト、TSN規格対応のIPを開発FPGAやASICに実装可能

ソシオネクストは、FPGAやASICへの実装が可能なタイムセンシティブネットワーク(TSN:Time Sensitive Network)IPを開発した。

» 2020年02月18日 09時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

ASICやカスタムSoCの開発も支援

 ソシオネクストは2020年2月、タイムセンシティブネットワーク(TSN:Time Sensitive Network)IPを開発したと発表した。FPGAやASICへの実装が可能なIPであり、スマートファクトリーの実現に向けて用意した。

 開発したIPは、次世代ネットワーク技術といわれる「イーサネット通信TSN規格(IEEE 802.1サブセット)」および、その評価環境に準拠したものである。産業機器同士の通信に適した2ポートのディジーチェーントポロジーをサポートしている。また、1Gビット/秒の高速動作、400ナノ秒以下の低遅延、0.1マイクロ秒以下の低ジッタ、といった特長がある。

 ソシオネクストは、FPGAに実装されたTSN IP評価ボードや、IP実装のためのスタートアップマニュアル、Linuxオープンソースドライバーソフトウェアなどを用意している。

左はTSN IP評価ボードの外観、右はTSN IPブロックダイヤグラム (クリックで拡大) 出典:ソシオネクスト

 顧客はこれらのツールを用いて、システムの開発や評価を短期間で行うことができる。FPGAからASICへの移行や、カスタムSoCの開発などもサポートしていく。

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