東芝デバイス&ストレージは、3.5型ニアラインHDDの新シリーズとして「MG08-Dシリーズ」を製品化、2021年第1四半期(1〜3月)からサンプル出荷を始める。
東芝デバイス&ストレージは2020年10月、3.5型ニアラインHDDの新シリーズとして「MG08-Dシリーズ」を製品化した。2021年第1四半期(1〜3月)からサンプル出荷を始める。
MG08-Dシリーズは、ディスク回転数が7200rpmで、インタフェースは「SAS」と「SATA」を用意し、それぞれに4T/6T/8Tバイトの記憶容量をそろえた。
特に4Tバイト品は、512ネイティブ(512n)セクターモデルと、アドバンストフォーマットを採用した512エミュレーション(512e)セクターモデルおよび、4Kネイティブ(4Kn)セクターモデルを用意しており、用途に応じてモデルを選ぶことができる。
また、ディスクの磁気記録層とヘッドの機能を向上させることで記録密度を高めた。これによって3枚のディスクを用い4Tバイトを達成した。データ転送速度は毎秒243メビバイトで、同社従来製品に比べ約23%も向上。バッファサイズは2倍の256メビバイトとなった。さらに、MTTF(平均故障時間)は従来の140万時間から、200万時間へと改善した。アクティブアイドル時の消費電力は4.07Wである。高速、高品質、省電力といった顧客の要求に対応した。
新シリーズの6Tと8Tバイト品は、512Bエミュレーション(512e)セクターと4Kネイティブ(4Kn)セクターのアドバンストフォーマットを採用。最新のサーバから従来型システムまで利用することができるという。
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