ソニー、CMOSイメージセンサーの新生産ラインが稼働 : 長崎テックでスマホ向け製品を増産
ソニーセミコンダクタソリューションズは、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンター(長崎テック)の敷地内に建設していた増設棟が完成し、CMOSイメージセンサーの生産を開始したと発表した。
ソニーセミコンダクタソリューションズは2021年4月20日、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング長崎テクノロジーセンター(以下、長崎テック)の敷地内に建設していた増設棟が完成し、CMOSイメージセンサーの生産を始めたと発表した。
長崎テックは、スマートフォン向けCMOSイメージセンサーの生産拠点である。高画質で高性能化が進むスマートフォンカメラ向けCMOSイメージセンサーの需要が拡大する中、同社は供給能力の拡大に取り組んできた。
新たに生産を始めた「Fab 5」と呼ぶ増設棟では、今後も必要に応じて生産能力を強化していく計画である。Fab 5は延べ床面積が約4万8000m2 で、クリーンルームの面積は1万m2 (5000m2 ×2層)。
長崎テックの外観。左手前の建屋がFab 5 出典:ソニーセミコンダクタソリューションズ
ゲーム機は先端半導体の宝庫! 「PS5」「Xbox」のチップを比較する
ソニーとMicrosoftは2020年11月に、おのおの新型の据え置きゲーム機を発売した。テカナリエは2機種(正確には4機種を12月には入手して分解、チップ開封などを行い、解析レポートを発行済である)を早々に入手し、分解した。
ソニーが20年度通期業績を上方修正、CMOSセンサーも想定上回る
ソニーは2021年2月3日、2021年3月期(2020年度)第3四半期(2020年10〜12月期)決算を発表するとともに、2020年度通期業績予想を上方修正した。
ソニーが新しい直視型マイクロLEDディスプレイを発表
ソニーは2021年1月26日、高精細な映像を自由な形状とサイズで実現できる、直視型マイクロLEDディスプレイ「Crystal LED」を2シリーズ発売する。発売するのは、「Crystal LED Cシリーズ」(「ZRD-C12A」「ZRD-C15A」)と「同Bシリーズ」(「ZRD-B12A」「ZRD-B15A」)。発売は2021年夏ごろで、オープン価格となっている。
TED、高耐光性3D ToFカメラ開発キットを発売
東京エレクトロン デバイス(TED)は、屋外でも高い精度で距離測定を可能にする「3D ToFカメラ開発キット」の販売を始めた。
Huawei規制がイメージセンサー事業に「大きく悪影響」、ソニー
ソニーは2020年10月28日、2021年3月期(2020年度)第2四半期(2020年7〜9月)の決算発表を行った。CMOSイメージセンサーが中心となるイメージング&センシング・ソリューション(I&SS)分野の売上高は、前年同期比1%減の3071億円と微減、営業利益は同265億円減の498億円と大幅減益になった。ソニーの副社長兼CFO(最高財務責任者)、十時裕樹氏は、「米国政府による『中国の特定大手顧客』への輸出規制強化がイメージセンサー事業に大きく悪影響を及ぼしている一方、コロナによる巣ごもり需要はゲーム事業などに好影響を与えている」と説明していた。
「スマホの多眼化」がコロナ禍を吸収?イメージセンサー市場の未来は
拡大を続けるイメージセンサー市場の今後の展望やそして新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大の影響について、市場調査会社OMDIAのシニアプリンシパルアナリスト、李根秀氏に話を聞いた。
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