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キオクシアの四半期業績、売上高が過去最高を記録福田昭のストレージ通信(207)(1/2 ページ)

今回は、キオクシアの2021会計年度第2四半期(2021年7月〜9月期)の業績を紹介する。

» 2021年12月10日 11時30分 公開
[福田昭EE Times Japan]

SSDとスマートフォンによる需要が売り上げを牽引

 フラッシュメモリ大手キオクシアの持ち株会社であるキオクシアホールディングスは2021年11月12日に、2021会計年度(2022年3月期)第2四半期(2021年7月〜9月期)の業績概要を発表した。キオクシアホールディングスとキオクシアは、東芝がフラッシュメモリ事業を2018年6月1日に投資ファンドなどに売却することによって誕生した。2019年10月1日には会社名を「キオクシア」に変更している。なお現在も東芝は、キオクシアホールディングスの株式の約40%を所有する最大株主である。

キオクシアホールディングスとキオクシアに関する経緯説明と業績発表に関する注意事項[クリックで拡大] 出所:キオクシアホールディングス(2021年11月12日公表の連結決算概要スライド)

 2021会計年度第2四半期(2021年7月〜9月期)の売上高は前年同期比21.7%増、前期(前四半期)比21.5%増の4005億円である。四半期ベースの売り上げでは過去最高を記録した。データセンターSSD向けとエンタープライズSSD向け、スマートフォン向けの需要が好調だった。

 営業利益は780億円である。前年同期の3.9倍、前期(前四半期)の2.2倍と大幅に増加した。純利益は447億円である。前年同期の5.6倍、前期(前四半期)の3.6倍とさらに大きく増えた。売上高営業利益率は19.5%である。前期(前四半期)に比べて8.8ポイント増加した。

 なお営業利益は過去最高ではない。筆者の調べでは、2017会計年度第4四半期(2018年1月〜3月期)に記録した1564億円が過去最高額である。このときの売上高は3293億円で、売上高営業利益率は47.5%に達していた。

2021会計年度第2四半期(2021年7月〜9月期)の業績概要[クリックで拡大] 出所:キオクシアホールディングス(2021年11月12日公表の連結決算概要スライド)
キオクシアの四半期業績推移(東芝のフラッシュメモリ事業を含む)。2017会計年度第4四半期(2018年1月〜3月期)までは東芝のメモリ事業および旧東芝メモリ(東芝の完全子会社)の業績。2018会計年度第1四半期(2018年4月〜6月期)は旧東芝メモリ(東芝の完全子会社)(4月〜5月)および新東芝メモリ(Pangeaの子会社およびPangeaとの合併会社)の業績(6月)を筆者が推定したもの(注)。同じく2018会計年度第2四半期(2018年7月〜9月期)の売上高(新東芝メモリ)は筆者が推定したもの。そのほかは各社の公表資料を筆者がまとめた[クリックで拡大]
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